MYBOOKのフォトブックを作成!実際に作った感想は?
MYBOOKのフォトブックを実際に作ったので、感想をお伝えします。
編集ソフトの使い勝手や発生したトラブル、実際に出来上がったフォトブックの品質など、気になるポイントを中心にまとめました。
MYBOOKのフォトブック編集までの感想は?
作ったMYBOOKの種類や価格帯
今回作成したのは新婚旅行のフォトブックで、MYBOOKの「ART-HC」というハードカバータイプのうち、「290T」という縦長で一番大きなサイズを作ってみました。
最低10ページから作ることができ、10ページ単位で最大100ページまで追加が可能です。
最初は50ページで作成する予定だったのですが、最終的には70ページで作っています。(ページ追加の事情やページ数の変更方法については、後ほどお話します。)
このART-HCは、MYBOOKの一番人気だそうですが、形・大きさ・ページ数によって価格が変わります。
形と大きさは、正方形タイプ5種類、縦長タイプ3種類、横長タイプ3種類となっており、価格幅も2,100円~22,900円と割と広めです。
自分の予算や用途、写真の枚数に合わせて、様々な選択ができるのは、MYBOOKの良い所の1つだと思います。
MYBOOKの編集で良かった点
MYBOOKはオンライン編集ができないので、必ず無料の専用ソフトが必要です。
ソフトのダウンロードページには、Windowsユーザー用のソフト「Win版」とMacユーザー用のソフト「Mac版」が用意されています。
実際のダウンロードにかかった時間は2分25秒で、そんなに遅いという印象は受けませんでした。
ダウンロード後のインストールは、ライセンス条項に同意するだけで自動的に開始されます。
インストール自体は1分9秒で完了し、起動時のフリーズといったトラブルもありませんでした。
フォトブックの編集を行う前に知っておきたい事
テンプレートを使う場合は、事前にサイトで確認を!
フォトブックを作るには、レイアウト・デザイン等を1から自分で作る「新規作成」と、テンプレートを使って作る「テンプレートで作成」の2方法から選ぶことが出来ます。
私はテンプレートを使って作る予定だったので、「テンプレートで作成」ボタンを押してみると、選んだフォトブックの種類を絞り込みテンプレートを探すことが出来るようになっていました。
ですが・・・
旅行のジャンルで絞り込むと、「ART-290T」にはまさかの使えるテンプレートなし。
ジャンルの絞り込みを解除すればいくつか該当しましたが、新婚旅行に使えそうなものはありませんでした。
公式サイトを確認すると、現在使用できるテンプレートは4ジャンル57種類で、各テンプレートの詳細ページに「フォトブック対応サイズ」というものが掲載されていました。
どうやらこれに合致していないと、テンプレートが使用できない様です。
私は確認をしていなかったので、MYBOOKをテンプレートから作りたいという方は、事前にサイトを見ておいた方が安全でしょう。
テンプレートを使わずに編集する方法
今回はMYBOOKのテンプレートを使用せず、1からフォトブックを作ってみることにしました。
「新規作成」のボタンを押すと、フォトブックの種類やサイズ、ページ数などを設定する画面が開きます。
この際、中紙の仕上げの方法も選ばなければなりません。
MYBOOKの仕上げは「ニス」「ラミ光沢」「ラミつや消し」の3種類から選べるので、予め決めておきましょう。
MYBOOK編集ソフトの操作性は?
MYBOOKの編集で良かった点
全体的に自由なフォトブック作りができるという印象で、MYBOOKならオリジナリティのある1冊を作れるなと感じました。
写真の配置は、「ボックス」と呼ばれる予め決められたテンプレートから選ぶこともできますし、自分で自由に配置することもできるので、思うままに作成できます。
また、編集ソフト上で写真に影をつけたり、色をモノクロにするなど簡単な効果を使うこともでき、「型抜き」という方法で画像の形を変えられるのは非常に良かったです。
文字を入れたい場合には、自分のPC内に入っているフォントから選ぶことが出来るので、かなり多くの種類から選ぶことが出来ます。
他にも、イラストを入れたり、背景に色・柄を付けたりするのも簡単です。
MYBOOKは編集ソフトを使っているので、保存さえしておけば、一度編集を中断することもできます。
仕事や家事でまとまった時間が取れなくても、ちょこちょこ編集できるのは非常に便利だと思います。
ちなみに今回、フォトブックを作成していくうちに、写真の枚数とページが合わないことが判明しました。
MYBOOKは編集の途中でも、「ブックタイプの変更」でフォトブックの種類を変えたり、ページ数を10ページ単位で増減させることができます。
もし作っている間に「写真が少ない!」「ページが足りない!」といったトラブルが発生しても、臨機応変に対応できるので安心です。
ブックタイプの変更は、編集画面上部中央にある本のマークを押すと開くので、いつでも調整できます。
今回は50ページの予定だったものを、最終的に70ページにして作りました。
※ただし、フォトブックの種類や形、サイズを変更してしまうと、今までの編集とズレが発生してしまうことがありますので、できればページ数の変更程度に止めておくことをオススメします。
MYBOOKの編集で悪かった点
MYBOOKの編集ソフトは、自分のPC内にあるフォルダを参照して、フォトブックに使う写真を選びます。
アップロードする訳ではないので、フォトブックを作るにあたって使いたい写真は、予め1つのフォルダにまとめおかなければなりません。
異なるフォルダに写真が点在していると、いちいち開かなければならず、その度に時間がかかるので注意しましょう。
また、編集過程で最も困ったのが編集ソフトの停止です。
作っている途中で、「MyBookEditorは動作を停止しました」という警告画面が出現し、操作できなくなった後に、勝手に編集ソフトが終了してしまいました。
この現象は、編集中全部で6回ほど出てきたのですが、こまめに保存をしていないと編集したデータが失われてしまいます。
作っていた体感としては、長時間編集作業をしているとソフトが停止してしまう様だったので、こまめに保存し、2時間ほど経ったら一度ソフトを閉じるようにした方が良いかもしれません。
MYBOOKの出荷とお届けサービスは?
予定日よりも1日早く発送!
MYBOOK注文直後に送られてくるメールの中で、出荷予定日について案内しているサイトのページが掲載されています。
注文した日に確認してみると、出荷の予定は8日後になっていました。
実際には、注文から7日後に広島県安佐南区から発送されていますので、予定より1日早く出荷してもらえたことになります。
指定日をつけずに注文していますが、出来上がりを楽しみに待っているお客側としては、早く出荷してもらえたのは嬉しいですね。
開けてビックリ!でも考えられた梱包
MYBOOKの段ボールに入り、緩衝材で包まれた状態でフォトブックが届けられました。
開梱すると箱とフォトブックのサイズが合っておらず、隙間が多かったので「配送中にフォトブックが中で動いているのでは!?」と心配しましたが、実際にはフォトブックの裏側が粘着剤で箱にひっついた状態になっています。
箱の中で動くことはなさそうなので、安心して大丈夫でしょう。
フォトブック以外には、お問合せ票と案内が入っています。
案内の中には、MYBOOKとMYBOOK LIFEで使用できるクーポンがついてきました。
今後もフォトブックを作りたい方、MYBOOKのサービスを気に入った方には嬉しいですね。
MYBOOKのフォトブック、クオリティは高い?低い?
しっかりした表紙・中紙で満足度も高い!
今回作ったARTシリーズはハードカバータイプのフォトブックですが、実際の表紙は適度な厚みと硬さがあり、しっかりとした印象です。
長く保存したい方でも、綺麗にフォトブックが残せるのではないかと感じました。
尚、MYBOOKはどのタイプでフォトブックを作っても、専用のケースがついてきます。
傷や汚れからフォトブックを守ることが出来るので、この点でも長期保存に向いているフォトブックだと思います。
表紙を開いて1枚目に白紙のページが挟まるのは普通ですが、MYBOOKはさらに次のページに半透明のトレーシングペーパーがついてきます。
どのような写真を最初のページに持ってくるかによりますが、なんとなく高級なイメージのフォトブックになり非常に良かったです。
一番気になる中の用紙ですが、適度な厚みとコシがあります。
開きやすさと見やすさを兼ね備えており、十分な質感だと思いました。
用紙が厚すぎないので、70ページのフォトブックを作っても分厚い・重い印象にはなりません。
むしろ、「70ページなのにこれだけ薄く作れるのか!」とプラスの印象を持ちました。
ただ、重さについてはやはりページ数がある程度多くなると、少し重量感を感じます。
MYBOOKのレイアウト・画質の評価は!?
再現性の高い画質に大満足!
今回初めてMYBOOKのフォトブックを作りましたが、出来上がった中身を見て最初に感じたのが、画質の美しさです。
旅行の写真を使いましたが、綺麗な景色のイメージも損なわれることなく、鮮やかに作れたのは大満足です。
MYBOOKはオンデマンド印刷を採用している様ですが、この仕上がりレベルであればプレゼントであっても十分に喜ばれる品質だと思います。
また、今回仕上げに選んだのは「ニス(光沢なし)」ですが、こちらも適度なマット感で高級な感じが良かったです。
※撮り方が悪いのか、写真で画質の綺麗さをお伝えできず申し訳ないです。本当はもっと綺麗に印刷されています。
以前作ったビスタプリントでは、暗い色の写真で印刷のドットが目立ちましたが、MYBOOKの方ではドットはほとんど目立っていません。
色のグラデーションも綺麗に出ていますし、画質はほとんど気にならず、夜の場面や暗い部屋の写真でも安心して載せられます。
写真のレイアウトはボックスにも注意!
ARTシリーズのフォトブックの製本は、無線綴じが使用されています。
ノドが平らに開く「フルフラット」にはならないので、写真の配置には気を遣いました。
編集画面上、中央部分に目印となる線は書かれていますが、そこにまたがっていないからといって綺麗に見えるという訳ではありません。
上の写真のように、中央部分より外側に写真を載せたつもりでも、やはり内側の方にレイアウトした写真は歪んで見づらくなります。
写真のレイアウトは、「ボックス」という選択で予め決められたものを使用することもできますが、ページのまたがったレイアウトも多くありました。
使用する写真や拡大・縮小などで調整し、よく見せたい被写体は、できるだけ各ページの真ん中に来るように配置することをオススメします。
ちなみに、見開き全体を使って1枚の写真をレイアウトすると、この様な形で仕上がります。
編集画面で見た時は「悪くないかな?」と思いましたが、実際の出来上がりは当初の印象と異なり、多少見づらい感じが否めません。
やはりこの点は、フルフラットにならないフォトブックの弱点と言えます。
MYBOOKで編集したフォトブックを注文するには?
注文ボタンを押すだけ!ソフトから注文可能
フォトブックの編集完了後、注文ボタンを押すと、会員登録と注文情報入力の画面に移ります。
会員登録はMYBOOKのサイトに移動して行いますが、ログイン~注文までは編集ソフト上で申し込みます。
特に難しい箇所もないので、初めてMYBOOKを作る方でも戸惑う事はないと思います。
注文情報の入力を終えると、編集ソフト内にあるフォトブックの作成データが転送されるのですが、この時に「画像ファイルが破損しています」という表示が出てしまい、転送に失敗するというトラブルが起こりました。
全部で4回起こったのですが、確認しても画像ファイルが破損しているわけでもなく、何が原因だったのかは分かりません。
尚、この現象が発生すると、注文情報の入力も最初からやり直さなければなりません。
MYBOOKの画像ファイルが破損していますというエラー表記に関しては、再度同じ画像をアップし直すことでほとんど解消されました。
2つだけ、それでも解消できない画像がありましたが、そちらは画像サイズを少しだけ縮小することで問題なく読み込むことができました。
何度も選択・入力するのは大変なので、是非このエラーの原因と対処について、MYBOOKのQ&Aページで公開していただきたいなと思いました。
上記トラブルについてのMYBOOKの回答
画像ファイルの破損について、MYBOOKへ問い合わせてみたところ、後日、回答を貰うことができました。
MYBOOKによると考えられる原因は、以下の2つのようです。
①保存データの画像が大きい
②PCメモリに負荷がかかっている
①の保存データの画像が大きい場合には、画像サイズを小さくして反映しなおすことで対処できるようです。
同じ画像をアップし直せばほとんどの画像に関しては、読み込みが可能になるので、どうしてもダメな写真だけは、自分でサイズの調整をしてみましょう。
しかし、MYBOOKのサイトで、画像サイズについて確認してみましたが、どの程度縮小したら良いかについては分かりませんでした。
ちなみに、私が画像サイズを小さくする必要があった2枚の写真は3500×2625ピクセルに直したものは無事に送信ができました。
また、②のメモリに負荷がかかっている場合には、「データを保存した上でPCの電源を切り、しばらく休めてから再度送信してみる」という対処法を教えてもらいました。
今回はこの対処法は試していませんが、画像ファイルの破損トラブルが起こった場合には、まずは簡単に試せるこちらの対処法から行ってみると良いかもしれません。
MYBOOKで作成したフォトブックの感想
満足の品質と豊富なラインナップでまた使いたいお店!
MYBOOKは、フォトブックで最も大切な写真の画質が非常に綺麗で、カバー・大きさ・形・価格も豊富なラインナップから選ぶことが出来ます。
作り手としては、フォトブックに必要な要素はほぼ網羅しているように感じましたので、大変良いお店だと感じました。
今回使ってみた実感としては、「テンプレートが少ないこと」「長時間使用すると編集ソフトが停止してしまうこと」「注文後のデータ転送でトラブルが発生してしまうこと」の3点については、残念だったと思います。
また、できることが多い分、編集ソフトに慣れるのにも多少時間がかかったので、シンプルな機能を求めている方には少し使いづらいかもしれません。
ただ、デザインの幅が広がりますし、データを保存して手を休めながら作り進めることもできますから、いろんな機能を試して楽しみながら、自分だけのこだわりの1冊を作りたいという方に最適なお店だと感じました。
今回使用できなかった、テンプレートから作るフォトブックであればより簡単な操作で編集できると思いますので、手間をかけずに高品質なフォトブックを作りたいという方にも向いているかもしれません。